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弁護士 小田 康夫
2018.01.18
2018.01.18
ベルギーに行きました。
先日、ベルギーに行ってきました。
なぜ行ったのかはさておき、実は、わたし、海外旅行は2回目でして、出発する前は少し緊張しておりました。
①ほぼ日本語しか使ってこなかったわたしのカタカナ英語はネイティブに通じるだろうか
②ヨーロッパでテロに巻き込まれないだろうか
③旅行ガイドブックをパラパラめくってみると、ベルギーでは、フランス語とオランダ語とドイツ語を話せる人が多いらしい、との情報!ただ、わたし、どれも話せない!
などなど。
「行ってみた」(ユーチューバー風に)結論ですが、だいたい何とかなりました。
①英語力は基本、必要ありませんでした。
基本的にご飯や買い物をするだけですから、身振り手振りでなんとかなります。
欲しいものを指さして、「ディス」(バリバリのカタカナ英語)で、大体通じます。
ただ、英語ツアーに参加するなどの場合は、リスニング能力が必要です。今回、痛感したのは、スピーキング能力よりもリスニング能力の方がずっっと大事だなと。試験を受けるつもりはありませんが、英語学習の必要性を感じ、TOEICの本(CD3枚付)を購入しました。
②基本、安全な街でした。
ガイドブックには、大通りから外れると危険な場所があるという話でしたが、行ってみたところ、安全な街、という印象です。確かに、貧富の差はあり、釧路ではいませんが、地下鉄内でお金をもらうために近づいてくる人がいます(※釧路に地下鉄はありません)。また、明らかに目つきや服装が怪しい人もいます。ただ、防犯に多少、注意をしていれば、問題がないように思いました。
少し話がそれますが、行ったことがない場所に行くので、何かあったときのためにWi-Fi(ワイファイ)のレンタルはとっても重要だなーと実感しました。列車の時間を調べたり、道に迷った時にグーグルマップを見ることができたり、と非常に重宝しました。事前にインターネット予約をしておくと、出発する際に成田空港で借りられます。
③移動もそんなに苦労しませんでした。
ベルギーの首都、ブリュッセルにほぼ滞在しましたが、ブリュッセルの市内の移動はほぼ地下鉄を使えます。地下鉄では、MOBIB(「モビブ」=日本で言うSuicaやPASMOのような、プリペイド式でチャージ可能なICカード)さえ入手すれば、移動は、それをかざすだけ。わたしが購入したMOBIBは、一回乗ったら乗りかえ自由で、目的地に着くまでで1回分。10回使えて、14ユーロでした。
ブリュッセルのメインの駅は、ブリュッセル南駅です。
ブリュッセル南駅から、周辺都市であるヘントやアントワープ、ブリュージュ、ポペリンゲ(都市間高速鉄道は、駅の掲示板に「IC」と表示されていました。)、さらに、ロンドンやパリなどに移動する国際高速列車(Thalys=タリス)を利用できます。
駅で、切符さえ購入できれば、目的地に行くことはそんなに難しくありません。事前にインターネットでも購入することができます。わたしも一部は事前に購入しておきました。なお、事前に購入しておかなくても、なんとかなります。ブリュッセル南駅の駅員さんはみなさん親切でしたし、支払いはクレジットカードが使えて、非常に便利でした。
なお、地下鉄や駅に設置された切符販売機の多くは、多言語表記が基本スペックでした。
わたしの滞在したホテルは、ブリュッセル南駅の周辺でしたから、ブリュッセル市内の移動でも、ブリュッセルから周辺都市に移動する際にも、滞在中はこの駅のヘビーユーザーでした。ブリュッセル南駅は、「ブリュッセルミディ」というようです(フランス語?)。その言葉さえ聞き逃さなければ、なんとかホテルに帰ることができました。
ベルギーの最高裁判所に訪れることもできました(写真を参照)。
最高裁の入り口には機関銃を持った軍人もいますが、外国人の私も入ることができます。
裁判所の法廷も、日本同様、公開されています。
弁護士も黒い法服を着ていました。法廷が何個もあり(数えると、おそらく45個くらいありました!)、何件か事件を傍聴しましたが、弁護士がみな数十分間にわたり、フランス語で何かを口頭で熱心に主張している姿が印象的でした(最高裁判所なのに!)。
なお、最高裁の建物は、それ自体が歴史的建造物で、神殿のようになっており、一見の価値があります。
また、こんな経験は滅多にできないなと思い、ブリュッセル市内のグランプラスという観光地に何度も行ってみたり、市内のジュドバル広場のフリーマーケットや地元の人も良く通うというレストラン(シェレオンなど)にも行ってみました。ヘントやブリュージュ、アントワープなどの周辺都市巡りもしました。
特に良かったのは、ポペリンゲという街です。
その町の郊外にある修道院で造られるという伝説のビール(味も世界最高峰と言われています。)を目指しました。街のホテルで自転車を借りていざ出発。ホップ農家と思われる農場が点在する農道を進み、20分くらいかけて修道院に到着。伝説のビール「ウエストフレテレン」を飲むこともできました。世界最高峰と言われるのも納得の味で、芳醇な香りとアルコールに文字通り酔いしれました(アルコール度数も11度とかなり高め)。修道院へ行った人のみが飲むことができるというルールがあり、転売は認められていません。このビールをベルギーの市内で買おうとしたら(闇で流通?)、1本(33ml)、20ユーロ以上という高値で売られていました。日本で購入しようとしたら、33mlのビンが1本2700円位するでしょうか(1ユーロ≒135円)。
このように多くの場所で、いろんなものを見ました。ベルギーの感想はいろいろありますが、一つだけ挙げるとしたら、
「いろんな人がいるなー」と。
駅で行きかう人、みんな、肌の色、髪の色、目の色も違う。
背の大きさも体格も全然、違う(みな大きい、わたし小さい)。
街中で聞く言語も、英語やフランス語、オランダ語、ドイツ語はもとより、ロシア語、ポルトガル語、中国語、ヒンディー語、たまに日本語などなど、いろいろなコトバが飛び交います。
観光地ということもあったかもしれませんが、「この場所」には、多くの人種と言語、さらには、宗教などがないまぜになっているなーと。
それが肌でわかります。
逆に、日本に長年住んでいれば、そのことに気が付かなくなるかもしれないなと。
色々な人がいて、みんなの暮らしがある。
そんな当たり前のことが改めて認識できただけでも、今回の旅には収穫がありました。
他にもさまざまな学びがあったのですが、それについては、またどこかで触れたいと思います。
仕事の合間に、お休みをいただいて、普段の生活では感じることができない、刺激的な体験をさせていただきました。
今年一年もこの刺激を忘れず、また、初心を忘れず、頑張ります。
2018年もどうぞよろしくお願いします。
ベルギーの裁判所(@ブリュッセル)
ベルギーの最高裁判所内部
法廷内部(弁護士も黒い法服を着ていました。奥が裁判官の机と席。左右に並べてある、傍聴席の前の、2つの台が弁護士の席のようでした。)
なぜ行ったのかはさておき、実は、わたし、海外旅行は2回目でして、出発する前は少し緊張しておりました。
①ほぼ日本語しか使ってこなかったわたしのカタカナ英語はネイティブに通じるだろうか
②ヨーロッパでテロに巻き込まれないだろうか
③旅行ガイドブックをパラパラめくってみると、ベルギーでは、フランス語とオランダ語とドイツ語を話せる人が多いらしい、との情報!ただ、わたし、どれも話せない!
などなど。
「行ってみた」(ユーチューバー風に)結論ですが、だいたい何とかなりました。
①英語力は基本、必要ありませんでした。
基本的にご飯や買い物をするだけですから、身振り手振りでなんとかなります。
欲しいものを指さして、「ディス」(バリバリのカタカナ英語)で、大体通じます。
ただ、英語ツアーに参加するなどの場合は、リスニング能力が必要です。今回、痛感したのは、スピーキング能力よりもリスニング能力の方がずっっと大事だなと。試験を受けるつもりはありませんが、英語学習の必要性を感じ、TOEICの本(CD3枚付)を購入しました。
②基本、安全な街でした。
ガイドブックには、大通りから外れると危険な場所があるという話でしたが、行ってみたところ、安全な街、という印象です。確かに、貧富の差はあり、釧路ではいませんが、地下鉄内でお金をもらうために近づいてくる人がいます(※釧路に地下鉄はありません)。また、明らかに目つきや服装が怪しい人もいます。ただ、防犯に多少、注意をしていれば、問題がないように思いました。
少し話がそれますが、行ったことがない場所に行くので、何かあったときのためにWi-Fi(ワイファイ)のレンタルはとっても重要だなーと実感しました。列車の時間を調べたり、道に迷った時にグーグルマップを見ることができたり、と非常に重宝しました。事前にインターネット予約をしておくと、出発する際に成田空港で借りられます。
③移動もそんなに苦労しませんでした。
ベルギーの首都、ブリュッセルにほぼ滞在しましたが、ブリュッセルの市内の移動はほぼ地下鉄を使えます。地下鉄では、MOBIB(「モビブ」=日本で言うSuicaやPASMOのような、プリペイド式でチャージ可能なICカード)さえ入手すれば、移動は、それをかざすだけ。わたしが購入したMOBIBは、一回乗ったら乗りかえ自由で、目的地に着くまでで1回分。10回使えて、14ユーロでした。
ブリュッセルのメインの駅は、ブリュッセル南駅です。
ブリュッセル南駅から、周辺都市であるヘントやアントワープ、ブリュージュ、ポペリンゲ(都市間高速鉄道は、駅の掲示板に「IC」と表示されていました。)、さらに、ロンドンやパリなどに移動する国際高速列車(Thalys=タリス)を利用できます。
駅で、切符さえ購入できれば、目的地に行くことはそんなに難しくありません。事前にインターネットでも購入することができます。わたしも一部は事前に購入しておきました。なお、事前に購入しておかなくても、なんとかなります。ブリュッセル南駅の駅員さんはみなさん親切でしたし、支払いはクレジットカードが使えて、非常に便利でした。
なお、地下鉄や駅に設置された切符販売機の多くは、多言語表記が基本スペックでした。
わたしの滞在したホテルは、ブリュッセル南駅の周辺でしたから、ブリュッセル市内の移動でも、ブリュッセルから周辺都市に移動する際にも、滞在中はこの駅のヘビーユーザーでした。ブリュッセル南駅は、「ブリュッセルミディ」というようです(フランス語?)。その言葉さえ聞き逃さなければ、なんとかホテルに帰ることができました。
ベルギーの最高裁判所に訪れることもできました(写真を参照)。
最高裁の入り口には機関銃を持った軍人もいますが、外国人の私も入ることができます。
裁判所の法廷も、日本同様、公開されています。
弁護士も黒い法服を着ていました。法廷が何個もあり(数えると、おそらく45個くらいありました!)、何件か事件を傍聴しましたが、弁護士がみな数十分間にわたり、フランス語で何かを口頭で熱心に主張している姿が印象的でした(最高裁判所なのに!)。
なお、最高裁の建物は、それ自体が歴史的建造物で、神殿のようになっており、一見の価値があります。
また、こんな経験は滅多にできないなと思い、ブリュッセル市内のグランプラスという観光地に何度も行ってみたり、市内のジュドバル広場のフリーマーケットや地元の人も良く通うというレストラン(シェレオンなど)にも行ってみました。ヘントやブリュージュ、アントワープなどの周辺都市巡りもしました。
特に良かったのは、ポペリンゲという街です。
その町の郊外にある修道院で造られるという伝説のビール(味も世界最高峰と言われています。)を目指しました。街のホテルで自転車を借りていざ出発。ホップ農家と思われる農場が点在する農道を進み、20分くらいかけて修道院に到着。伝説のビール「ウエストフレテレン」を飲むこともできました。世界最高峰と言われるのも納得の味で、芳醇な香りとアルコールに文字通り酔いしれました(アルコール度数も11度とかなり高め)。修道院へ行った人のみが飲むことができるというルールがあり、転売は認められていません。このビールをベルギーの市内で買おうとしたら(闇で流通?)、1本(33ml)、20ユーロ以上という高値で売られていました。日本で購入しようとしたら、33mlのビンが1本2700円位するでしょうか(1ユーロ≒135円)。
このように多くの場所で、いろんなものを見ました。ベルギーの感想はいろいろありますが、一つだけ挙げるとしたら、
「いろんな人がいるなー」と。
駅で行きかう人、みんな、肌の色、髪の色、目の色も違う。
背の大きさも体格も全然、違う(みな大きい、わたし小さい)。
街中で聞く言語も、英語やフランス語、オランダ語、ドイツ語はもとより、ロシア語、ポルトガル語、中国語、ヒンディー語、たまに日本語などなど、いろいろなコトバが飛び交います。
観光地ということもあったかもしれませんが、「この場所」には、多くの人種と言語、さらには、宗教などがないまぜになっているなーと。
それが肌でわかります。
逆に、日本に長年住んでいれば、そのことに気が付かなくなるかもしれないなと。
色々な人がいて、みんなの暮らしがある。
そんな当たり前のことが改めて認識できただけでも、今回の旅には収穫がありました。
他にもさまざまな学びがあったのですが、それについては、またどこかで触れたいと思います。
仕事の合間に、お休みをいただいて、普段の生活では感じることができない、刺激的な体験をさせていただきました。
今年一年もこの刺激を忘れず、また、初心を忘れず、頑張ります。
2018年もどうぞよろしくお願いします。
ベルギーの裁判所(@ブリュッセル)
ベルギーの最高裁判所内部
法廷内部(弁護士も黒い法服を着ていました。奥が裁判官の机と席。左右に並べてある、傍聴席の前の、2つの台が弁護士の席のようでした。)